「シロアリは、築年数が浅いうちは大丈夫!」と考える方もいらっしゃるかと思います。
確かにシロアリと聞くと、古いお住まいに発生するものとイメージしがちです。
しかし、新築であれば本当に安心できるものなのでしょうか?
今回は、シロアリ駆除と築年数の関係、シロアリ被害に遭う可能性が高いお住まいについてご紹介いたします。
■シロアリ駆除と築年数の関係は?
結論から申し上げると、新築であってもシロアリ被害に遭う可能性は十分にあります。
シロアリ被害というのは築年数などに関係なく、どのお住いでも発生するものです。
「新築だから」といって安心していると、気づかない場所でシロアリ被害が進行していることもあります。
■シロアリ被害に遭う可能性が高いお住まいとは?
上記で述べたように、基本的には築年数に関わらず、どのようなお住まいでもシロアリ被害に遭う可能性があります。
それは新築や鉄筋コンクリートのお住まいも例外ではありません。
なかでも、以下のようなお住まいはシロアリ被害に遭う可能性が高いので注意が必要です。
○前回の駆除から5年以上経過している
シロアリ駆除の際に使用する薬剤の効果は5年程度と言われています。
前回の施工から5年以上経過している場合は、早めにシロアリ駆除の依頼をしましょう。
○築25年以上のお住まいに住んでいる
築年数が古いお住まいは、基礎のひび割れや湿気による木材の腐食など、劣化によってシロアリがお住まいに侵入しやすい環境である可能性が高いです。
そのため、築25年以上の場合は特に注意が必要です。
○床下に湿気が溜まっている
雨漏りや床下配管の水漏れなどが起きているお住まいは、床下に湿気が溜まりやすくなっているため、湿った木材を好むシロアリが集まりやすい環境になっています。
また、「床下の換気口が少ない」「床下の換気口が塞がっている」「床下が狭い」といった場合、通気性が悪くなっているのでシロアリ被害に遭いやすくなります。
○庭などに廃材を放置している
庭などに木材やダンボールなどの廃材を放置していると、それらはシロアリのエサとなります。
さらに、シロアリは木材だけではなく、ダンボールや発泡スチロール、電気ケーブルなども食べてしまうこともあります。
そのため、このような廃材はシロアリ被害に遭いにくくするためにも撤去するようにしましょう。
○植木や盆栽が庭にある
植木や盆栽はシロアリに狙われます。
また、お住まい全体の日当たりや風通しを悪くするほどに植木が成長している場合は、庭全体の湿度が高くなります。
湿度の高い環境は、シロアリが繁殖しやすくなってしまいます。
■まとめ
今回は、シロアリ駆除と築年数の関係、シロアリ被害に遭う可能性が高いお住まいについてご紹介いたしました。
先程も述べたように、新築であっても、鉄筋コンクリートのお住まいであってもシロアリ被害に遭う危険性が潜んでいます。
シロアリ被害に遭わないためには、定期的なシロアリ駆除が必要です。
新築だからと油断するのではなく、シロアリが発生するかもしれないと危機感を持って、早めの対策を心がけましょう。