シロアリ対策、日本では避けられない課題です。
ハウスメーカー各社、柱に薬剤を塗ったり、染み込ませたりと様々な対応をしています。
家の周りに薬剤を撒いたりすることもありますが、
それも永久的に効果があるわけではなく、
約5年ごとにメンテナンスをする必要がある場合がほとんどです。
さて、シロアリ対策で重要なのは、まず「家に侵入させない」ということです。
シロアリは地中に巣を作っており、地中から家にやってきます。
いくら柱に薬剤が塗ってあっても、柱は木ですから、それだけで絶対に被害を食い止められるということはないでしょう。
ということで、今回は水際対策として、まずは地中から地表への侵入を防ぐことを目的とした防蟻防湿工事です。
ピレスロイド系のターミダンシートという防蟻防湿シートについて解説です。
通常、家を建てる際には、基礎の下に「防湿シート」というものを敷くようです。
これは、地中の湿気が家に上がってきて、木材を痛めることを防ぐことが目的です。
このシートを防蟻機能がついたシートに変更するだけなので、新築時の施工の施工の場合、特段手間が増えるわけではありません。
シロアリは本当に怖いです。
各社「耐震等級が~」「地震に強い~」とうたっていますが、シロアリ被害にあってしまっては元も子もありません。
少し古いデータですが、2013年の国土交通省の補助事業「シロアリ被害実態調査報告書」では
築20~30年の建物では20~30%がシロアリ被害にあっているようです
既存の住宅でターミダンシートの施工をできる業者は私の知っている限り極めて少ないですが弊社では既存住宅のターミダンシート施工も対応しております。
気になった方はお気軽にお問い合わせ下さい!
※写真は佐賀県佐賀市の築46年の床下が土壌のお宅になります。