シロアリ駆除と季節の関係性は?

「シロアリ駆除には、季節も関係するのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、シロアリ駆除と季節の関係についてご紹介いたします。

■シロアリ駆除を行うべき季節は?
結論から申し上げると、シロアリ駆除は基本的に適した季節というのはありません。
なぜなら、シロアリは1年を通して活動しているからです。
そのため、春・夏・秋・冬、どの季節であってもシロアリ被害に遭う可能性があります。
すでに被害が発生している場合は、とにかく早めに駆除作業をして、被害拡大を防ぐことが重要になります。

ただし、1年中活動しているとはいえ、シロアリにも特に活発な季節というのはあります。

■シロアリが活発に活動する季節は?
ヤマトシロアリの場合は4~5月頃、イエシロアリは6~7月頃、アメリカカンザイシロアリは6~9月頃に活動が活発になります。
シロアリは主に地中で活動していて、羽アリの時期を除くとほとんど目にすることがありません。

しかし、目に見えていなくても地中や木部に作った巣やアリ道の中で活動しているため、気づかないうちに巣が大きくなっていたというケースも少なくありません。
○季節ごとのシロアリの活動一覧

季節 活動
・シロアリの活動が活発になる
・羽アリが発生し始める
・気温が極端に高い日は活動が鈍くなる
・涼しい場所で生活する
・活動が活発になる
・気温が低い日は活動を停止する

シロアリの活動は、主に気温で左右されます。
極端に気温が高い・低いという場合は一旦活動を止めるため、冬は活動が鈍くなるといわれています。
ただし冬眠と異なり多少のエサや水が必要なので、気温の高い日には活動を再開します。
これがシロアリの活動が1年中であると言われている理由です。

■シロアリ駆除の工法と季節の関係性
シロアリ駆除には大きく2つの工法があります。
「バリア工法」と「ベイト工法」です。
工法によって、高い効果を発揮する方法もあれば、特に活発でなくても活動中ならいつでも効果のあるものがあります。
それぞれの工法についてご紹介いたします。

・バリア工法
バリア工法とは、床下の木部や土に薬剤を散布しシロアリ駆除・予防を行うものです。
季節は特に関係なく、1年通して効果が期待できるため、シロアリ駆除として最も一般的な工法です。

・ベイト工法
ベイト工法は、「ベイト剤」というシロアリが好む素材の毒エサを使う方法です。
毒エサでシロアリを誘い込み、それをシロアリが巣に持ち帰って仲間と食べることで、巣ごと駆除する効果があります。
シロアリの行き来で効果が出るため、活動が活発な季節に行うのがおすすめです。

■まとめ
今回は、シロアリ駆除と季節の関係性についてご紹介いたしました。
シロアリは1年を通して活動するため、どの季節に行うべきかというものはありません。
シロアリ被害に遭ったら季節に関係なく、即座に駆除を行う必要があります。
また、シロアリ被害に遭わないためにも、定期的に予防も行うことをおすすめいたします。
シロアリに関するお困りごとやご不明な点がございましたら、お気軽に大楠設備にご連絡ください。


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